最後のお休み
会いに行った回数と会いに来てくれた回数を天秤にかけて お互いの愛を確かめていた
そんな どこか なすりつけ合いの遠距離恋愛
電話は一日一回以上
有言実行
物理的に守ることが出来ない約束をいくつもした
有言不実行
何もかもが過去形になってしまった 最後の電話
喧嘩した
電話を切った後 送られてきた最後のメールに書かれていた お休み
何故か そこで 涙した
おそろいのストラップをはずして パソコン横の写真を伏せて 明日に向けて 準備万端
明日は来ちゃうし しょうがない
そうやって割り切れるちょっと先の未来に期待して 裏切られた
これが僕らの最後のおやすみ
眠れなくて 苦しくて
携帯電話という現代機器の存在に恨みを摩り替えたりして
その現代機器が無ければ 今まで続かなかったことを思い出したりして
翌日の真夜中に返信した お休み
君が眠れなくならないように 君が眠ってしまった後に
最後の お休み